DELscrewのロゴ イモネジ(止めネジ)の専門メーカー・斉田製作所
小さいイモネジの専門メーカー
有限会社 斉田製作所
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切削ダイス加工と、チェーシング加工の違い

下の写真か文字をクリックすると、各々すりわり付きイモネジ 寸法一覧にリンクします。
平先ネジ
鉄(黒色/白色)
平先ネジ
ステンレス
とがり先ネジ
鉄(黒色/白色)
とがり先ネジ
ステンレス
丸先ネジ
鉄(黒色/白色)
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(目次)下記のそれぞれをクリックすると、このページ内の各項目に飛びます。

大きな画面で見るには、こちら

自動旋盤での雄ネジ加工

自動旋盤にはその動きの制御方法から分類して、古くからあるカム式自動旋盤と、最近のNC式自動旋盤とが、あります。

弊社で改造した「マイコン制御のカム式自動旋盤」では、その動きの制御方法がカムとマイコンとの複合です。

そこで、いろいろな自動旋盤で雄ネジの切削加工をする場合、について述べます。

・一般的なカム式自動旋盤では、切削ダイスによる、ネジ切り加工のみが可能です。
・NC式自動旋盤では、切削ダイスによる、ネジ切り加工と、バイトによるチェーシング加工が可能です。
・弊社の「マイコン制御のカム式自動旋盤」では、バイトによるチェーシング加工のみが可能です。

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切削ダイスによる、ネジ切り加工

小径の切削ダイスそのものを作るのは、”ダイス鋼材”のダイス・ブランクに「種タップ」と言う一種のタップでメネジ加工します。

Photo

これは昔使っていた、
M1.4×P0.3用の
切削ダイスです。

その後、焼入れ・焼戻し熱処理をして、研削加工で喰い付き刃を付け、スクイ面を研磨して、ダイスの完成です。

このダイス制作方法では、ダイスのメネジ部分には「逃げ角」に相当する加工は施されていません。

つまり、逃げ角の無いダイスで雄ネジを加工する時、ダイスのメネジ部分が被削材の雄ネジ部分に全体的に接触します。

この事が、小径の切削ダイスで雄ネジを切削加工するときに『ネジ部ムシレ』を生じさせる元凶となります。

”ダイス鋼材”で出来たダイスでは、被削材がステンレス等の硬い材質ですと磨耗が早く、磨耗が生じると『ネジ部ムシレ』がさらに出来やすくなります。

また、ネジ加工の基本としては、材料が1回転する間にネジの加工工具をネジ1ピッチ分だけ横(長手)方向に送る事が基本となります。

ダイスでのネジ切り加工は、自動旋盤で機械加工する場合も、人が手加工する場合も同じですが、最初にダイスを材料に喰い付かせれば、後は回転を与えるだけでネジ切り加工が行われます。

これがダイス加工の特徴ですが、自動旋盤で機械加工する場合も、人が手加工する場合も、一番難しいのはダイスを喰い付かせる時です。

「喰い付かせる時」は、ダイスが1回転する間にネジ1ピッチ分だけダイスが進むように力を加減します。
キチンと喰い付いたなら、後はダイスを回転させるだけで、ダイスは自らネジを加工していきます。
そして、所定の長さを加工したら、ダイスを逆回転させてダイスを戻して、抜きます。

この「キチンと喰い付いたなら」ですが、場合によってはキチンを喰い付かない事もあります。

これが『ネジ未加工品(ネジなし)』を生じさせる原因となります。
『ネジ未加工品(ネジなし)』には、ネジが全然加工されていない場合と、途中まで加工されている場合とがありますが、原因はそれぞれ違います。

キチンと喰い付かない原因や、ネジが途中までしか加工されていない原因は、色々と考えられますが、下記などが考えられます。

・ダイス切れ刃の磨耗や、欠け。(不安定要素です)
・喰い付き時の、押し付け力不足。(不安定要素です)
・喰い付き時の、回転と送りの不一致。(不安定要素です)
・喰い付き時に、ダイスの切れ刃に切り粉が付着した。(不安定要素です)
・所定の長さを加工する前に、ダイスが逆転をした。(ダイスの回転を制御する機構の爪などが、振動などで外れる為で、不安定要素です)
・ダイスの内部に、加工中のネジが折れ込んでしまった。(この後はネジ切り加工が出来ませんので、これは安定要素です)

カム式自動旋盤でのダイスによる雄ネジ加工では、主軸(材料)側の回転と、ダイス(工具)側の回転との差速(さそく)で加工します。
「差速」の説明は難しいのですが、要は人が手加工する時と同じ事を、機械が行っているだけです。

日本語でダイスは、英語ではdieです。
(1) 死ぬ。
(2) 《機械》雄ネジ切り機◆金属棒の外側に、ダイス回しを使ってネジを切るもの。
等の意味があります。

下線の付いた英語をクリックすると、「英辞郎 on the WEB」で意味が調べられます。

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バイトによる、チェーシング加工

「バイト」とは金属を削る刃物の事で、「ダイス」よりも硬い超硬チップの先端を60°の三角形状に成形したものです。

Photo

これがネジ切り加工
する基本的なバイト
の形状です

バイトの場合にはダイスと違い、自分自身でネジを切っていく機能は有りませんから、材料が1回転する間にネジ1リード(1条ねじの場合は、1ピッチ)分だけ横(長手)方向に正確に送る事が必要です。

切削加工上の一番の違いは、ダイスには無かった「逃げ角」がバイトには有る、と言う事です。

バイトには逃げ角がある事で、雄ネジを加工する時、バイトの切削する部分が被削材の雄ネジ部分に接触しないので、『ネジ部ムシレ』を生じさせません。

しかし、逃げ角があると言っても、磨耗すると実質的には逃げ角が無くなりますので、『ネジ部ムシレ』は生じ易くなります。

ダイスはダイス鋼を焼入れ・焼戻しの熱処理をしたもので、バイトは超硬チップを研磨成形したものです。単純比較は難しいですが、ダイスよりも超硬チップを用いたバイトの方が50倍以上の耐摩耗性があります。

ダイスによる『ネジ未加工品』は、原因が不安定要素ですので、ネジ未加工品が出来たり、出来なかったリと安定しません。

バイト加工の場合の『ネジ未加工品』は、原因がバイトの欠損によって出来るだけですので、安定した品質が確保できます。

また、チェーシング加工では、途中までのネジ加工品は発生しません。

チェーシングの英語は、chasingです。
(1) 追跡、追いかけっこ
(2) 彫金浮き彫り
等の意味があるそうです。

下線の付いた英語をクリックすると、「英辞郎 on the WEB」で意味が調べられます。

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