DELscrewのロゴ イモネジ(止めネジ)の専門メーカー・斉田製作所
小さいイモネジの専門メーカー
有限会社 斉田製作所
東京都あきる野市下代継292
TEL: 0120-496-001
(月〜金) 8:30〜12:00 13:00〜17:00
FAX: 0120-496-003 ( 24h )
E-Mail: info@del-screw.co.jp
Small Micro Set screw はこちら
 
PJR-JAB

イモネジの製造機械と、イモネジの作り方

下の写真か文字をクリックすると、各々すりわり付きイモネジ 寸法一覧にリンクします。
平先ネジ
鉄(黒色/白色)
平先ネジ
ステンレス
とがり先ネジ
鉄(黒色/白色)
とがり先ネジ
ステンレス
丸先ネジ
鉄(黒色/白色)
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小さくて短い「すりわり付き 止めねじ」を作る、機械

 当社の主な機械設備は、自社改造したマイコン制御のカム式自動旋盤です。
 ダイスではなく、バイトでネジ切り加工が出来る様に改造したマイコン制御のカム式自動旋盤です。 「自社改造したP-8型マイコン制御のカム式自動旋盤」で、なぜバイトでのネジ切り加工が出来るのでしょうか?

その理由とは・・・

 当社創業者の斉田孝(故人)は昭和40年1月に独立する前は、自動旋盤メーカーの「野村精機製作所」( 後の『野村精機株式会社』)で工場長(機械設計と製造を兼務)をしていました。
 1959(昭和34)年頃の野村精機製作所で、社長の野村孝之氏指導の下で、当時25歳の斉田孝が設計をした自動旋盤が「P-8」と言う機種でした。 Photo

 この「P-8」は、「すりわり付きのネジ」を作るのに向いた機械構造に設計されています。
 切り落とす時に、「ツマミ」と言うピックアップ装置で拾い上げて、同じ自動旋盤内で同時に「すりわり溝」を加工できる様になっているため、小さなネジにも「すりわり溝」を確実に加工できるのです。 動画を見て頂けると、その様子が良く判ると思います。

 自ら設計したのですから、斉田孝にとっての「P-8」は良い所も、悪い所も、構造を知り尽くした機械でした。
 そんな「P-8」を当社創業以来、改造に改造を重ねた結果、昔のままの機構部分は全体の4割位しか残って居りません。

 さらに主軸の制御や、カム軸の制御をコンピューター制御に自社改造したP-8型マイコン制御のカム式自動旋盤が、バイトでのネジ切り加工を可能にした当社の主軸移動型・マイコン制御のカム式自動旋盤なのです。

 バイトでのネジ切り加工を簡単に説明しますと、自動旋盤の主軸が1回転する内に主軸(材料)をネジのリード(注1)分だけ前進させて、ネジ切りバイトでねじの谷部分を削り取ります。これを複数回繰り返し、ねじを形作ります。

(注1)
 リードとは、ネジを1回転させた時に進む距離、を言います。
 ピッチとは、ねじの隣り合った山と山との距離、を言います。
 1条ねじでは、リード=ピッチとなります。
 多条(n 条)ねじでは、リード=ピッチ×条数(n)となります。

 その他、自社改造したP-8型カム式自動旋盤の周辺機器があります。全部のカム式自動旋盤とNC自動旋盤に、これも自社開発した「カウント・セレクター」という、設定数量による 「時系列での製品自動区分け装置」を取り付けました。
(長文ですが、「カウント・セレクターの誕生物語り」、はこちらです。よろしければどうぞ。)

 また切粉(切削屑)を自動で機外に排出する自社開発した「デルチップ」を全部の自動旋盤に取り付け、一日24時間、一週7日間の稼動工場となっています。
(「デルチップの誕生物語り」、はこちらです。よろしければどうぞ。)

 もちろん材料自動供給装置を全部のカム式自動旋盤に取り付け、この制御部も自社製です。トラブルが発生したら、これもどんどん改造して行きます。

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「すりわり付き 止めねじ(イモネジ)」の作り方


材料は、長さが2mや2.5mの真っ直ぐな棒状の金属材料を使います。
ネジの太さにより、直径が1.5mm、2.0mm、2.5mm等の太さの材料を使い分けます。
金属材料には、真鍮(しんちゅう・黄銅)、鉄、ステンレス、アルミ等が有ります。 デルスクリュー(Set screw のウェブサイト)の材質は、鉄(快削鋼:SUM24L)とステンレス(SUS303相当)だけですが、受注生産する止めねじ については他の材質でも製作可能です。

当社のネジは、『バイトでネジ切り切削』して作ります。
ネジを切削で作る時、普通は「切削ダイス」と言うネジ切り工具を使います。
当社でも、昔(1988年頃まで)は使っていました。
「切削ダイス」の事を、我々は「切削」を省いて単に「ダイス」と言います。
右の写真は昔使っていた、M1.4×P0.3用の切削ダイスです。

 

「バイト」とは刃物の事で、「ダイス」よりもさらに硬い超硬チップの先を、先端角60°の三角形状に成形した物です。
ネジ谷の角度(60°)=ネジ山の角度(60°)となります。
右の写真は、ネジ切り加工する基本的なバイトの形状です。

材料を回転させて、バイトでネジの谷の部分を切削して(削り取って)作るのです。
「バイト」の角度が60°だと、ネジ谷の角度が60°に成ります。
この時、ネジ山の角度も60°に成ります。
「バイト」の角度が55°だと、ネジ谷の角度が55°に成ります。
この時、ネジ山の角度も55°に成ります。
谷の角度と山の角度が同じになるのは、ちょっと不思議な気もしますが、『二本の平行線に於いて、錯角は等しい』と言う定理から、説明できます。

この時、材料の回転とバイトの進み具合をうまく合わせて、ネジのリード(螺旋)を作るのです。
M2×P0.4のネジを作るには、直径が2.0mmの材料を1回転させる内に、長手方向にバイトを0.4mm進ませる訳です。これで、リード0.4mmのネジが作られます。
リードとは、ネジを一回転させた時に進む距離、を言います。
ピッチとは、ネジの隣り合った山と山との距離、を言います。
一条ねじ(一般的なネジ)は、ピッチとリードが同じです。
二条ねじ(ねじの始まりが、一回転の中に二つ有る)は、ピッチの2倍がリードです。
万年筆のキャップに、二条ねじや三条ねじが使われています。
当社では、二条ねじの製作も可能です(実績も有ります)。
また、左ねじも製作可能です(実績も有ります)。

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 バイト切削でネジを作ると、ネジの外径や有効径の寸法のバラツキを、0.02mm以下に抑えることも可能です。
 つまり、精度の高いネジが製作できますから、JIS 1級(4h)規格を満足するネジの製作も、充分に可能なわけです。

 また、バイトでネジを切るために、JIS規格に無いピッチのネジや、山の角度が90°のネジや、JIS規格に無い太さのネジを作ることが、いとも簡単に出来ます。

 また、平小ねじや皿小ねじで、ねじ部の山数が2山位しかない様な短い平小ねじや皿小ねじを作るのは、大いに得意で、不完全ねじ部も、1山以内に収めることが可能です。

 逆に平小ねじや皿小ねじの、ねじ部の長さがねじ呼び径の2.5倍を越えますと、製作できません

 ただし 止めねじ では、全長が短いと「すりわり(溝)」を入れるのが難しいのですが。
 逆に、山数が15山を越える様な長い止めねじ の製作は、可能ですが製作時間が長く掛かり、コスト的には不利です。
 それでも、ダイスで作るよりは安価に、かつ高精度に出来ます。

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