お客様でものづくりをしていく上では、必ずしも 「図面→試作」 の順序が取れるとは限りません、 部品図面を書く前のラフスケッチ等があれば、お客様のご要望をお聞きしながら、弊社でその部品の納入仕様図(加工図面)を作成します。
また、部品の現物を送って頂き、それに基づいて弊社で図面を作成することも可能です。
ただし、部品の寸法に 「公差」 を設定するためには、お客様に必要な仕様をお聞きすることがありますので、ご協力をお願いいたします。
ネジのピッチ精度
弊社での一般的ねじ の、ネジピッチ精度は単独ピッチ誤差(単一ピッチ誤差)で0.01mm以内です。累積ピッチ誤差で0.02mm以内です。 弊社での精密級ねじ(例えば、リードスクリュー)の、ネジピッチ精度は単独ピッチ誤差(単一ピッチ誤差)で0.005mm以内です。累積ピッチ誤差で0.01mm以内です。
外径の精度
弊社での一般的な外径の精度は、0.02mm(±0.01mm)は可能です。形状によっては、0.01mm(±0.005mm)も可能です。
長手の精度
弊社での一般的な長手の精度は、0.03mm(±0.015mm)は可能です。弊社での精密級の機械を使えば、0.01mm(±0.005mm)も可能です。形状によりますが、0.005mm(±0.0025mm)も可能です。
ただ、誤差の範囲を少し広げますと、価格(単価)は安くなります。
受注数量は1個からでも承ります。ただし、1個でも作業者のセッティング時間の工賃、プログラム設計費などが必要となり、費用面では非常に高く感じるので1個や2個のご注文は現実的ではないと考えます。
単価は受注数量によって変化する数量別単価になります。
受注数が1個でも100個でも100,000個でも自動旋盤で製造するとなると、作業者のセッティング時間の工賃が必要です。セッティング時間の工賃が、受注数量1個とか100個とか100,000個に掛かってきますので、少ない受注数量の場合は、1個あたりの単価は高くなります。上記単価の他に「カム代金」(金型費用のようなもの)を頂く場合もあります。
数量の少ない(数百個くらいの)部品や、試作についてはNC自動旋盤で製作しますので、カムは必要ありません。
カム設計・製作の日数が要らなくなります。
量産品の部品はカム式自動旋盤で製作します。
どちらも納期は要相談となりますので、
予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
試作の場合は基本的にはNC自動旋盤で製作します。NC自動旋盤の場合はカム代金が発生しませんし、完成までの日数も短くなります。
特別な試作の場合として、カム式自動旋盤で作って欲しい場合には、カム代金が別途掛かりますが、対応させて頂きます。